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フェンシングは左利きが有利?本当に差が出る場面と練習で埋まる部分

フェンシングでは昔から 「左利きが有利」 と言われることがあります。これ自体は完全な思い込みではありません。ただし、左利きだから自動的に勝てるわけでもなく、右利きが不利で終わる競技でもありません。

実際に差が出るのは、構えの向き、距離の取り方、相手が慣れているかどうかです。この記事では、現場感のある形で整理します。

左利きが有利と言われる理由

一番大きいのは、右利きの選手が普段は右利き同士の対戦に慣れている ことです。そこに左利きが入ると、

  • 打突線が反転する
  • 剣の接触位置が変わる
  • いつもの距離感がずれる

ということが起きます。

つまり、「左利きだから強い」というより、相手が慣れていない構図を作りやすい のが左利きの強みです。

実際に差が出やすい場面

1. 構え合った瞬間

右対右ではいつもの位置にある剣先や前足が、左利き相手だと逆側に来ます。構えただけで見え方が違うため、開始直後の探り合いで違和感が出やすいです。

2. 直線的な攻防

特にフルーレでは、まっすぐなアタックとそれに対する防御の角度が変わります。右利きが慣れているラインにそのまま入れないため、単純な反応だけでは対応しにくくなります。

3. 重要な1本の場面

試合の終盤は、いつも通りの形に戻ろうとする気持ちが強くなります。そこで左利き特有の間合いを維持されると、相手は判断が一歩遅れやすくなります。

では右利きは不利なのか

そんなことはありません。右利きが左利きに強くなる方法は、かなり明確です。

  • 左利き相手の距離感を知る
  • 剣の接触位置を意識する
  • 焦って大きく動かない
  • 得意な形を1つ決めておく

左利きに苦手意識がある選手の多くは、技術不足というより 経験不足 です。数回しっかり対策すると、急に戦いやすくなることも珍しくありません。

初心者が知っておくべきこと

これから始める方にとっては、利き手を気にしすぎる必要はありません。最初の段階では、

  • 正しい構え
  • 前後のフットワーク
  • まっすぐ打つ感覚

の方がはるかに重要です。

左利きなら、その特徴は後で自然に強みになります。右利きなら、早い段階で左右の違いを意識しておくことで、将来かなり楽になります。

指導の現場で大事なこと

コーチ側から見ると、左利きの選手には

  • 左利きであることに頼りすぎない
  • 基本の質を落とさない
  • 右利き相手だけでなく左利き同士も経験する

ことが大切です。

右利きの選手には、

  • 左利き相手を特別視しすぎない
  • 自分の得意パターンを整理する
  • パリーの角度や剣先の位置を確認する

ことを優先します。

リッツでの考え方

リッツフェンシングアカデミーでは、利き手そのものよりも 距離とタイミングの理解 を重視しています。左利きの生徒には「なぜ通るのか」、右利きの生徒には「なぜやりにくいのか」を言語化しながら指導することで、利き手に振り回されすぎない土台を作ります。

まとめ

  • フェンシングで左利きが有利と言われるのには理由がある
  • 強みは「相手が慣れていない構図」を作りやすいこと
  • 右利きでも、経験と対策で十分対応できる
  • 初心者の段階では利き手より基本動作の方が大切

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